即日資金調達が可能な手段として注目されるファクタリング。
しかし、内容をよく理解せずに契約してしまうと「思わぬトラブル」や「高額な手数料」に悩まされるケースも少なくありません。
本記事では、ファクタリング契約前に必ず確認すべき5つの注意点をわかりやすく解説します。
初めて利用する方、過去に失敗経験がある方は必見です。

注意点① 手数料の内訳は明確か?
ファクタリングで最も重要なのが手数料です。
確認すべきポイント
- 表示されている手数料は「実質」か
- 事務手数料・登記費用・振込手数料が別途かからないか
- 見積書と契約書の金額が一致しているか
相場としては
- 2社間ファクタリング:5~15%前後
- 3社間ファクタリング:1~5%前後
「手数料1%~」といった表記には注意が必要です。
実際には複数費用が上乗せされるケースもあります。
注意点② 償還請求権(買戻し義務)の有無
ファクタリングは原則としてノンリコース(償還請求権なし)です。
要注意ワード
- 支払不能時は利用者が補填
- 回収不能の場合は返還義務あり
これらが契約書にある場合、実質的に融資と同じ扱いになり、トラブルや法的リスクにつながる可能性があります。
契約前に必ず「償還請求権はありません」と明記されているか確認しましょう。
注意点③ 契約形態(二社間・三社間)を理解しているか
ファクタリングには主に2種類あります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 二社間ファクタリング | 売掛先に通知なし・スピード重視 |
| 三社間ファクタリング | 売掛先の承諾あり・手数料が低い |
判断の目安
- 急ぎ・取引先に知られたくない→二社間
- 手数料を抑えたい・関係性に問題なし→三社間
契約形態を誤ると「取引先に突然連絡がいった」「想定より手数料が高かった」といった問題が起こりがちです。
注意点④ 売掛金の二重譲渡になっていないか
ファクタリング契約後、同じ売掛金を他社に譲渡することは違法です。
ありがちなトラブル
- 複数社に同じ請求書を出してしまう
- 契約内容を理解せず重複契約
二重譲渡は
- 契約解除
- 損害賠償請求
- 刑事トラブル
に発展する可能性もあります。
「この売掛金はどこにも譲渡していないか」契約前に必ず確認しましょう。
注意点⑤ ファクタリング会社の信頼性
近年、ファクタリングを装った悪質業者も増えています。
信頼できる会社の特徴
- 会社所在地・代表者が明記されている
- 契約書を事前に開示してくれる
- 強引な契約・即決を迫らない
- 貸金業登録を誤解させる表現がない
要注意な兆候
- 電話や訪問でしつこく勧誘
- 「審査なし」「100%通る」と断言
- 契約書を読ませず署名を求める
焦っているときほど、冷静な判断が重要です。
ファクタリング利用前の最終チェックリスト
- 手数料と入金額が明確
- 償還請求権なし(ノンリコース)
- 契約形態を理解している
- 売掛金の重複譲渡がない
- 会社情報・実績が確認できる
この5点を押さえるだけで、失敗リスクは大きく下がります。
まとめ|ファクタリングは「確認不足」が最大のリスク
ファクタリングは正しく使えば「即日資金調達」「銀行融資が難しい状況でも利用可能」という大きなメリットがあります。
一方で「よく分からないまま契約すること」が最大のリスクです。
契約前に今回紹介した5つの注意点を必ず確認し、納得した上で利用しましょう。
