ファクタリングを利用するときに、まず理解しておきたいのが「二社間ファクタリング」と「三社間ファクタリング」 の違いです。
どちらも売掛金の資金化を目的としていますが、仕組み・手数料・スピード・売掛先への通知の有無など、実は大きく性質が異なるサービスです。

本記事では、二社間・三社間ファクタリングの違いを分かりやすく比較し、どんな状況でどちらを選ぶべきなのか詳しく解説します。
1.二社間・三社間ファクタリングとは?簡単にまとめ
まずは2つの違いをシンプルに表で比較します。
| 項目 | 二社間ファクタリング | 三社間ファクタリング |
|---|---|---|
| 登場する当事者 | 利用者+ファクタリング会社 | 利用者+売掛先+ファクタリング会社 |
| 売掛先への通知 | 通知しない | 通知・同意が必要 |
| 資金化スピード | 最短即日 | 数日~1週間 |
| 手数料 | 高め | 低め |
| 審査の厳しさ | やや厳しめ | 売掛先の信用重視で通りやすい |
| 秘密性 | 高い | 通知される |
2.二社間ファクタリングとは?
◆仕組み
利用者(売主)とファクタリング会社の2社で完結する方式。
売掛先には通知せずに売掛金を資金化できるタイプです。
利用者は売掛金が入る前に、ファクタリング会社から買い取り代金を受取ります。
◆特徴・メリット
- 売掛先に知られず利用できる
- 最短即日で資金化が可能
- 契約手続きが速い
- 小規模事業者・個人事業主も利用しやすい
特に、急ぎの資金調達が必要な場合に最適 です。
デメリット
- 手数料が三社間より高い
- 審査で「売掛先の支払い実績」などを重視される
- 契約書類の提出が必要なことが多い
3.三社間ファクタリングとは?
◆仕組み
利用者、売掛先、ファクタリング会社の3者で契約を結ぶ方式。
売掛先に通知と同意を得たうえで売掛金を資金化します。
売掛先は支払期日に、ファクタリング会社に直接支払います。
◆特徴・メリット
- 手数料が安く済む(コストを抑えられる)
- 売掛先の信用力が重視されるため通りやすい
- 中~大規模の取引に向いている
- 契約内容が明確でトラブルが起きにくい
◆デメリット
- 売掛先に知られる
- 通知・同意の取得に時間がかかる
- 契約完了まで数日〜1週間程度必要
4.二社間・三社間ファクタリングのメリット比較
◆二社間のメリット
- とにかく速い(即日資金調達)
- 売掛先に知られない
- 個人事業主・中小企業も使いやすい
- 書類が少ないケースが多い
三社間のメリット
- 手数料が安い(コスト最小化)
- 契約内容が売掛先と共有され透明性が高い
- 大口取引・継続取引に向く
- 未回収リスクがより低く、審査も通りやすい
5.どちらを選ぶべき?状況別のおすすめ
◆急ぎの資金が必要
二社間ファクタリング
「翌日支払いが迫っている」「銀行融資が間に合わない」「資金ショートの危機」「売掛先との関係が良好、手数料を安く抑えたい」。
三社間ファクタリング
「売掛先が大企業」「継続取引で信頼関係がある」「大口取引でコストを抑えたい」「取引先に知られたくない・秘密裏に利用したい」。
6.まとめ|スピード重視なら“二社間”、コスト重視なら“三社間”
二社間・三社間ファクタリングは、どちらが優れているというより用途が違うものです。
資金調達のスピードを重視→二社間ファクタリング
手数料の安さや透明性を重視→三社間ファクタリング
このように、目的によって選び方が変わってきます。
事業の状況や売掛先との関係性を踏まえたうえで、最適なファクタリング方式を選ぶことが重要です。
