資金調達の手段として代表的なのが 融資(銀行・金融機関の借入) と ファクタリング(売掛金の買取)です。
どちらも資金を調達できますが、仕組み・審査・スピード・リスクなどが大きく異なります。
初めての方でも 3分で理解できるように、要点だけ分かりやすく まとめました。

1.まず結論:融資とファクタリングは「目的」が違う
融資(借入)
資金を借りる。返済義務がある。
ファクタリング
売掛金を売る。返済義務はない。
つまり、融資=未来のお金を“借りる”
ファクタリング=すでに発生した売掛金を“早く回収する”という違いがあります。
2.仕組みの違いを図解で理解
融資の流れ(借入)
- 金融機関に申し込み
- 決算書・事業計画などで審査
- 融資実行
- 毎月返済(元金+利息)
ファクタリングの流れ(売掛金買取)
- 請求書(売掛金)の発生
- ファクタリング会社に売却
- 手数料を差し引いて即日〜数日で入金
- 売掛先が期日にファクタリング会社へ支払う
※返済は不要
3.5つの主要項目で比較(超シンプル版)
| 項目 | 融資 | ファクタリング |
|---|---|---|
| 資金の性質 | 借金(負債) | 売掛金の前倒し回収 |
| 返済義務 | あり | なし |
| 審査基準 | 自社の業績・財務状況 | 売掛先の信用力 |
| スピード | 1週間~数ヶ月 | 即日~3日 |
| コスト | 年利数% | 手数料5~30% |
4.「審査の見られるポイント」が大きく違う
融資の場合
審査されるのは あなたの会社の信用力
- 黒字かどうか
- 財務状態
- 返済能力
- 資産・納税状況
※赤字決算だと厳しいことも多い。
ファクタリングの場合
審査されるのは 売掛先(取引先)の信用力
- 上場企業か?
- 過去の支払い実績
- 財務状況
※赤字でも、創業したてでも、利用しやすい。
5.スピードの違い:急ぎならファクタリングが圧倒的
融資→1週間〜数ヶ月(書類・審査・稟議)
ファクタリング→即日〜3日
「明日支払いがある」など、急ぎの資金調達はファクタリング一択になります。
6.コストの違い:長期なら融資、短期なら状況次第
融資
- 利息は年数%
- 返済は長期スパン
長期的に見れば圧倒的に安い。
ファクタリング
- 手数料は5~30%
- 買取金額から差し引き
- 一度きりで完結
短期で即資金が必要な場面に向いている。
7.どっちを選ぶべき?ケース別に解説
融資が向いているケース
- 設備投資・店舗改装など中長期の資金需要
- 月々しっかり返済計画が立てられる
- 黒字で財務が安定している
- できるだけ低コストで調達したい
ファクタリングが向いているケース
- 取引先への売掛サイトが長い
- 明日・数日以内に資金が必要
- 融資の審査に通らない
- 赤字や債務超過で銀行が貸してくれない
- 税金・社会保険・仕入れの支払いが迫っている
8.よくある誤解「ファクタリングは借金?」→違います
ファクタリングは 売掛金を売る取引であり、返済義務も利息負担もありません。
ただし、手数料が発生する=コストはかかるため、上手に使うことが大切です。
9.まとめ|両方を知っておくと資金繰りが強くなる
- 融資→長期・安い・審査は厳しめ
- ファクタリング→短期・早い・審査は通りやすい
どちらが良い悪いではなく、用途・目的・スピードによって使い分けるのが正解です。
急ぎのときはファクタリング、計画的な資金調達は融資。
この2つを上手に使い分けることで、資金繰りの不安を大幅に減らせます。
